<早なれ寿司と中華そば>

和歌山では時代を超え、幅広い年代層に食べられている「早なれ寿司」
臭みがなく食べやすいのが特徴ですが、現在でも食べ続けられている理由のひとつに今流行の「中華そば」(和歌山ラーメン)との深い関係があったのです。

●和歌山流スタイル

和歌山の中華そば屋さんには、ある共通したスタイルがあります。

@メニュー構成がシンプル
 専門店ともなれば至ってシンプルで、「中華そば」・「特製」(チャーシュー大盛)・「大盛」
 (めんダブル)・「特大」(チャーシュー大盛めんダブル)、これだけです。
 (吉野屋みたいですね)
 あとはビールとジュースが置いてあれば上等で、それすら置いてない店もあります。

A「早なれ寿司」とゆでたまご(ニヌキ)をすぐ手の届くところに置いてある
 だからなのかも知れませんが、大抵の店には早なれ寿司をテーブルの上などに置くよう
 になっています。 はじめての人は大抵お店の人に断ってから手をつけますが、誰に何
 の断りもなく、しかも無造作に食べる。 このスタイルが、和歌山流です。
 (「ニヌキ」の殻を床に捨てるのも和歌山流だという説もありますが、これはあまり
 オススメできません)
 しかもお勘定は自己申告制。 お店の人も忙しいからか、いちいち数を確認しない事が
 多いようです。

●中華そばとの相性

 和歌山以外にお住まいの方は「えっ、お寿司をラーメンと一緒に食べるの?」と思われ
 るかもしれませんが、実はこれがとてもうまい。
 とんこつ醤油ベースのスープと早なれ寿司というのは絶妙のマッチングなのです。
 しかも早なれ寿司は適度に押してあるので腹持ちも良い、というわけですね。